エレガンス・イブにて連載している漫画が、単行本になりました。こんな感じで本屋さんにあると思います。よろしければお手にとって読んでください。
主に大阪の本屋さんでたくさん置いてもらえたらしくて、色紙なども置かせていただきました。書泉グランデさんと、書泉ブックタワーさんでは、ペーパーも描いたので、お近くの方は確認してみてください。
ancou名義の単行本はこれが10冊目で、個人的にもよくやってきたなーと感じる単行本です。頑張ってきた。頑張ってきたぞ、アンコウ。と日々己を鼓舞しながら頑張っているのですが、TRICkSTarを描かないアンコウは頑張りが足りない、と思う方もおられることでしょう。それはもう、重々承知しております。全く、その通りだと思います。ただね、やりたいことは全力でやる人間なんで、やりたくなったら別にもう誰も楽しみにしてくなくてもやりだすと思います。
人の期待、というのを割と過敏に感じる人間な上に、素直でいた方が人間よろしい、と信じて生きてきたせいか、どうにも人からは話を聞いてくれる人間だ、と思われやすいようです。特に30歳過ぎてから、話を聞くことを期待されてるなーと感じる人間関係が圧倒的に増えました。相手が、私という存在を尊重してくれた上で、お互い楽しく話せるのであれば、たとえ私の話が1割であっても相手の話を聞くのは全く苦ではないのですが、ともかく自分の話を聞いてくれ!という一方的な関係性になってしまった場合(相手に悪意が全くなかったとして、というか大抵悪意はないのもわかってはいるんだけど、そういう時)は、さっさと逃げ出してしまう性分です。申し訳ねぇ、結構短気なのよ。ごめんね。「花束をもう一度」の主人公も、割と人の期待に応える生き方をしてきた人物として描いています。けれど30歳過ぎたら、それじゃあ人から消耗されるだけなのではないか、という思いがこの物語を描かせています。
なので、なんか真面目に生きてきたのに、全然うまくいかない!みたいな人を、描けたらいいし、そういう人を励ませる話になったらいいな、と思います。とはいえ波乱がなきゃ話も進まないので、今はまだ励ませる内容にはなってないかもしれないけれど、最終的にはそうなれたらいいな、と思います。
そんな「花束をもう一度」秋田書店の新しい情報サイト、Souffle(スーフル)にて、1話の一部を読むことができます。今後も読めるのようになるのかも?しれませんので良ければこちらで読んでみてください。